Horse not slack not

言いたい事を言うブログ。日々の雑記メインで書きたいと思います。

マルクス経済学

最近、経済学を勉強していて面白いなと思う人物がいて、その人物の名前はカール・マルクス。あの資本論で有名な人物である。名前が一人歩きしているのでメジャーではあるが、何を提唱した人がいまいちピンと来ていない人も多いのではなかろうか?(以前の自分もそうでした) そこで、今回はスポットライトを当ててみたいと思う。

端的に言うと「資本主義経済はいずれ破綻する」 と提唱した人である。資本主義経済は大別すると資本家・労働者階級に分かれる。労働者は賃金(給料)が欲しいので、決められた時間を働いてその対価を金銭という形でもらう。資本家は労働者を使って事業や会社を大きくしようと考える。ここで重要なポイントがあって、絶対的余剰価値・相対的余剰価値という概念である。資本家は利益を増やしたいので剰余労働(分かり易く言うなら残業時間)を増やして労働者により働かせる。労働者は収入がないと暮らせないので、多少の当て擦りは我慢して働く。これが続くと、資本家=強者、労働者=弱者の構図が成り立ち、格差社会が生まれてしまう。また、過酷な労働環境で働かなくてはならないので失業率増加にも繋がってきたりする。

では、この問題を解消するにはどうしたらいいのか? マルクス曰くプロレタリアート革命を起こそう!」と提案している。そうすることで、階級闘争がなくなり、自然社会に揺り戻されるというのである。マルクス自身、約200~150年前ぐらいの人なんだけども、良い事を言っていると思う。もちろん、「資本主義経済がダメ→じゃあ社会主義経済に移行するか否か」という世界情勢の雰囲気が一時期あったが、ソ連崩壊のような半ば社会実験的な形で証明されてしまったモデルケースもあるし、正論でぶつかって革命をするスタイルが現代にそぐわないという議論もあるが、あくまで大筋として真理は突いてるんじゃないかと思う。

日本の場合だと、労働組合が強くて、労働三権という形で権利行使できる。最近あった某電通事件だけじゃなく、派遣社員非正規雇用問題なんかも含めて労働者の働き方が問われてきているんじゃないか?と考える。また、資本主義経済における格差問題もそうである。なんで今回記事にとりあげたかというと、マルクスの主張が近年の日本にピッタリ当てはまっている気がしたからである。

ワークライフバランスの議論は少しづつ出始めてきているが、グローバル化による多様化も相まって、フレックスタイム就業制・新職業の創設なんかがキーワードとして出てきたと思う。例えば、Youtuberなんかが最たる例で、自分を切り売りして広告収入だけで生活できる人が現れるなんて、想像がつかなかった人が多数であろう。

格差問題は収入格差・地方格差が挙げられる。特に地域格差が大きくて、首都圏一極集中の流れがきつつある。例えば、関東圏1都3県に住んでいるだけで受けられる恩恵も多くて、刺激が多い生活が送れる。あらゆる分野で活躍している人が沢山いるし、チャレンジ精神を育む土壌がそこにはある(但し、自分が見劣りして塞ぎこんでしまう人もいたりするのだけれども...) 田舎で農業をやっている高齢者の方々は若者が都会に流れていってしまい、継ぎ手がいないので仕方なく兼業農家をせざるを得ない状況だったりする。

以上はほんの一例にすぎないけど、他にも解決すべき問題は山ほどある。やっぱり学問を学ぶのは、先人の知恵を借りる事だと自分自身では思っているので、今回みたいに現代と照らし合わせる事が可能であれば、理解を深めていきたいと思った次第である。

 

 

池上彰の講義の時間 高校生からわかる「資本論」

池上彰の講義の時間 高校生からわかる「資本論」