趣味人のすゝめ

日々の雑記を書き綴ります。意識高めです。

『人生の勝算』

ブログで書評をするのは初めてだが、読了して面白かったので書き記してみようと思う。

 

○そもそも、どんな本か?

SHOWROOMというライブ配信サービスを立ち上げた、代表取締役社長である前田裕二のビジネス本である。こう聞くと堅い印象を受けるが、本自体はかなり読みやすかった。(私は2時間程度で読み終わりました)

○感想

まず、前田さんはとにかく真っ直ぐでエネルギッシュな印象を受けた。吸収率が非常に高いし、やると決意したら全身全霊で努力をする。良い意味でワーカーホリックな方だが、このような性格なので仕事が楽しくて仕方がないのだろうと感じた。

SHOWROOMはチラッと聞いたことはあったが、この本を読んで揺るぎない信念のもとで築きあげられたのだと知った。サービス提供責任者として威信をかけているのが文章からひしひしと伝わってきたので、読者側としても読んでいて楽しかった次第。

サービスの核として、「interaction(相互作用)」を重視していましたが、これは特に共感できました。一方通行のサービスでは、ライブ感が味わいにくいし、何より参加型メディアが台頭してきているのにも関わらず自己/他者の間に見えない壁を作り上げてしまっている。具体例を挙げると、テレビ離れである。正直、一般人参加型のテレビ番組がやや増えてきているのは、こういった実情を加味しているからだと考えている。

いわゆる起業家のHow to本としての側面がメインというよりは、どこか閉塞感を感じている人に向けての起爆剤として活用できそうな気が強くした。なので、心機一転するキッカケとしてこの本を読んでみるのもありだろう。実際に、読んで損は無いはず。