公務員筆記対策
こんにちは!yasuです。
今回は勉強に関する記事ということで、自分の体験談も交えながら書こうと思います。
はじめに
以前、面接対策の記事を書きましたが、筆記対策も書こうかな~と思い立ったので書いていきます。
面接では民間・公務員ともに使える話だったのですが、筆記は公務員試験に特化した内容を書いていこうと思います。
※民間企業もSPI試験等の筆記試験はあるが、ウェイトが軽く、紹介しなくても対策できると思うので割愛します。
また、独学・予備校のどちらで対策していても使える話に仕上げました。
では、早速本題に移ろうと思います。
準備段階
まず、第一志望+併願先を決めてしまうのがいいと思います。
受験生向けの説明会等で志望順位が変わることもあるので、暫定的なものでも問題ないと思います。
受験先で傾斜配点や勉強科目、試験内容が違うのでこれは最重要です。
よく調べた上で、間違いがないようにしたい所です。
続いて、試験内容についてです。
試験内容
セクションを分けます。「教養試験」「専門試験」「教養論文」の3つに関して細かく見ていきましょう!
教養試験
この試験は「文章理解」「数的処理」「知識問題」の三部構成です。
一つずつ粒立てて見ていきましょう。
・文章理解
結論から言うと、これは点の稼ぎ所です。
要旨把握とか内容一致はスラスラ読んで即答できますし、抽象的な文章であっても題意が見抜ければ苦戦することはあまりないはず。
強いて言えば、並び替え問題と英語が少し難しいかもしれないので対策が必要です。
並び替え問題は、指示語に注意して読み進める。選択肢を活用しながら二択まで絞って精査すればokです。
英語は、最初から読み進めてしまうと時間が足りなくなるのでザっと斜め読みをして何の文章か把握すること。内容一致問題が多いはずなので、該当箇所を探し精読すること。
対策としては、読書したり英単語を覚えたりするのが良いかなと考えます。
ちなみに私は、今年の特別区・県庁の文章理解は満点でした。
(県庁は採点できないので点数が分からないが、確実に全部できた自信がありました。)
・数的処理
この科目は、受験生を一番悩ませる科目だと思います。
というのも、対策しても身に付いている実感が湧かなかったり、スピーディーに問題を捌かなければならないからです。
でも、どの試験種も配点が重いので対策はしなければならない...って科目です。
オススメ対策法は、「ひたすら問題集で基礎固めをして、ケースバイケースで対応できるように準備する」やり方です。
つまり、「このタイプの問題が来たらこう解く」というメソッドを脳に焼き付くまで
徹底的にやり込むことです。
もちろん、このやり方で対応できない応用問題も出てきますが、それはその都度覚えていけばいいだけの話。難しい問題はほとんどの受験生ができないのでスルーするのもありです。
""分野ごとではなく、全体で点を稼ぐ戦略""が重要になるかと。
過去問で「できる問題と捨て問を選別して、全体でボーダー越えを狙う」訓練をしておくのがベターです。
・知識問題
「知ってればできるし、知らなければできない」問題群です。
(当たり前のことを話していますが笑)
人文科学は、思想を最優先で。覚えることが少ないのでコスパ最強です。
歴史・地理は一応やっといた方がいいと思います。量は多いですが、知ってればできるので捨てるのは勿体ない。
歴史は近現代を中心に勉強する。地理は暗記科目かと思いきや、意外と頭を使う科目なので注意する。勉強する際に世界地図があると便利。
歴史・地理は因果関係でアプローチすると覚えやすいです。
(Ex.歴史の出来事や国のデータに対して「なぜ、こうなっているのか?」を深堀する)
自然科学は生物・地学を優先する。暗記で大体いけます。
物理・化学は理系でない限り捨てるのが賢明。他の科目に時間を回すべし。
社会科学は専門科目の勉強でカバーできるので余裕があればやる。
時事問題は配点が大きいので必ずやる。直前期の対策で十分に間に合います。
専門試験
この試験も「法律」「経済学」「学系科目」の三部構成で見ていきます。
・法律
憲法はコスパ最強の科目です。条文の数も少ないし、判例も分かりやすいものが多い。ほとんど合憲判決ですし。
問題集をひたすら回していれば点数は稼げるかと思います。
行政法もそこまで難しくはないです。ただし、面倒なところは面倒。
判例は分かりやすいが、訴訟類型などは細かいので論理的に理解していくのが良いかと。
民法はかなり大変な科目です。定着させるのに時間が掛かるので。
オススメ対策法は「図で描いて理解する」ことです。
例えば、抵当権や法定地上権など覚えるのが厄介な分野は図で描くとイメージしやすくなります。図で理解する方法は試験当日にも使えるので汎用性が高い。文章だけだと頭が混乱するので便利です。
・経済学
ミクロ・マクロ経済学の二つですが、まとめて書きます。
オススメ対策法は「分からなくても、とにかく周回すること」です。
関数とかグラフとか経済理論がわんさか出てくるので最初は意味不明だと思いますが、とにかくザックリした理解であっても進めることが大切だと思います。
繰り返し反復して勉強すると、ある日突然できるようになります。
私は「ツンデレな科目だなぁ」と思いながら勉強していたのを覚えています笑
とにかく根気よく続けることが攻略の鍵です。
・学系科目
これも知識問題と似ています。ひたすら覚えていくだけ。
政治学・経営学・社会学・行政学はとにかく問題集をブン回せばokです。
法律や経済学で頭を使うので、息抜きとして活用してもいいでしょう。
個人的に、社会学は面白い学問なのでオススメです。
(内定をもらった後、関連書籍を買って読む程度には好きになりました笑)
財政学はデータや数値等を覚えなければならないので、覚えづらいです。
これもとにかく周回するのが近道でしょう。急がば回れです。
※財政学の勉強は、必ず最新版の参考書で学習しましょう。
教養論文
論文対策としては、まず「型を決める」ことが重要です。
「序論→本論→結論」の型が書きやすくて良いと個人的には思います。
ネタ集めは、過去問・参考書2~3冊あれば事足りるかと。あと、志望する自治体HP等の重点政策に目を通しておくのも大切です。
テーマ数は人によるかと思いますが、最低10テーマ用意すればいいでしょう。
あとはテーマを決めてひたすら書いていくだけです。
注意事項などは参考書に載っているはずなので、まず確認してから書きましょう。
おわりに
公務員試験は量が膨大ですが、一つ一つ要領良くこなせればイケます。
上記の事項を意識して勉強した結果、私は全勝できました。(県庁・国般・国税・特別区・国大法人の5つ全て合格)
駆け足の説明にはなりましたが、何か役立つヒントになれば幸いです。
ではではノシ